センターのあゆみ
『特定非営利活動法人ボランティア・市民活動学習推進センターいたばし』は、2001年の“国際ボランティア年”に発足し、 その母体は1981年“国際障害者年”に発足した「板橋区ともに生きる福祉連絡会」で、そこでは、地域活動の一環として“中学生 ボランティア講習会”を20年に亘り提案・実施してきた歴史がありました。
その積み重ねの“あゆみ”を継承する形で当法人が誕生し現在に至っています。ボランティア活動、市民活動を学習によって推進している 団体です。現在は“地域力”をテーマに、地域関係者に学びを提起する立場でも活動しています。地域・社会の課題を先送りにしない 学習を推進し、「住んでいて良かった板橋」をともに目指していきたいと考えています。
◎1983年〜現在
積み重ねた歩みを継続・発展させるために設立した学習推進センターでは、多様な分野・テーマでの学習を積み重ねています。 主な活動は、下記の図の通りです。
主催事業
地域力交流会の開催―25年度から18地域センターで連続講座を開催―
・地域力交流会の開催
第1回(23年度)住民の『地域力』が地域を変える!
第2回(24年度)求められる地域力とは?―住民・団体・行政の“つながり”が地域を豊かにする。
・25年度より、18地域センターエリアにて連続講座を開催
共通課題(25年度は、防災・高齢社会)をテーマに3回連続の講座を開催し、各地域センターエリアでボランティア・市民活動の 学習を推進し、その拠点づくりを視野に入れ活動しました。
区内の様々な行事に参画・協働―地域の“交流・ともに生きる”を創り出す―
・いたばしふれあい祭は、1982年「国際障害者年」を契機とした「社会への完全参加と平等」の実現へ向けた “熱い思い”が始まりで、1982年の第1回の開催から、今年(2018年)で第36回を数えます。
・その他、板橋区民祭り、結まつり、ふれあい祭り、ボランティアフェスタなどに参画しています。
共催共同
―東日本大震災・被災地(岩手 陸前高田・福島 飯館村)への支援―
・2011年3月11日、東日本大震災は東北太平洋側一帯に膨大な被害をもたらしました。当会も参画し、いたばし 災害支援ネットワークを立ち上げ、被災地の岩手県陸前高田、福島県飯館村へ支援をしています。
共催事業
まなぽーと大原(大原生涯学習センター)とまなぽーと成増(成増生涯学習センター)と共催で事業を推進しています。
◆いたばしボランティア・市民活動フォーラム
1998年(平成10年度)より始めた「いたばしボランティア・市民活動フォーラム」は2017年(平成29年度) を経て123回を数え、その時々の社会課題をテーマに挙げて、学び合っています。(いたばしボランティア・市民活動 フォーラムのあゆみ参照)第99回では「地域の支え合いを支援する自治体の事例から学ぶ」とし、板橋区の現況や他の 自治体の事例を学び、第101回、2013年(平成25年度)では「地域でのしくみづくりを具体的に推進する方策を考える」を開催しました。
現在、2016年以降センターは、国連が取り組んでいるSDGs(持続可能な開発目標)に呼応し、「誰ひとり取り残さない」をテーマに2030年に向け、取り組んでいるところです。その中で、第123回フォーラムは「私たち、今幸せですか?-子どもから高齢者までの幸せのカタチを考える」のタイトルで「下流老人 一億総老後崩壊の衝撃」等の著者、藤田孝典氏を講師に招き、学び合いました。
◆学校教育支援プロジェクト
・中学校防災学習をサポート 当法人メンバー、現役の先生、学校支援地域本部構成員、PTA,社会教育主事など、 毎月定期的に中学校の“防災学習”を事例に挙げ研究しています。
◆ノーマライゼーション教育プロジェクト
・「総合的な学習の時間」の振り返り学習 「総合的な学習の時間」に関わる障がい者、ボランティアスタッフ、 社会教育主事が、隔月に振り返り学習をし、次回からの実践に活かすため学び合っています。
◆人権教育プロジェクト
・人権・平和等に関わるテーマを研究し、フォーラム等の企画をしています。
受託・協働(板橋区より)
◆障がい者理解促進事業-子どもの学びのサポートをする-
2002年(平成14年)から始めた、小・中学校での「総合的な学習の時間」のサポートは、2013年で12年 が経過します。当初は東京都からの受託で、その後(2006年)板橋区よりの受託「障がい者理解促進事 業」となり、地域における“ノーマライゼーション”理念の普及を図ることを目的に、障がい者 との交流の機会を設け、相互の理解を図るとともに、地域の小・中・高校を含む教育機関、また町会及び 各種団体など、広く区民を対象とした障がい者理解の促進を推進するものです。
◆いたばし総合ボランティアセンター運営・管理事業-ボランティア・市民活動の推進とネットワーク化-
2011年(平成23年)より「いたばし総合ボランティアセンター」を板橋区より受託しました。運営団体が当法人に一本化され、9:00〜21:30まで業務を実施しています。毎週月曜(月曜日が祝日の場合は火曜日) のみ職員対応はできませんが、年末年始(12月29日~1月3日)を除き毎日開館し、区民のボランティア活動・市民活動を支援・活性化しています。
各種研修会・講座など、区民ボランティアの意識向上を図った事業を展開しています。
◆板橋区子育て支援者活動サポートステーション事業-子育て支援者をサポート・支援する-
2012年(平成24年)より「板橋区子育て支援者活動サポートステーション」を板橋区より受託しました。 板橋区で実施する子育て支援者養成講座修了者へ活動の場や関係情報の提供など、子育て支援者の活動支援業務です。
受託後、運営委員会を立ち上げ、その活発な意見を業務の運営に反映し、板橋区と協働で支援しています。
◆板橋区障がい者スポーツ大会運営事業-障がい者のスポーツ大会をサポート・支援する-
2008年(平成20年)より「板橋区障がい者スポーツ大会」運営を、板橋区より受託しました。障がい者及びその家族が参加し 、スポーツを通して区民の障がい者理解促進を図ることを基本方針とするスポーツ大会の運営業務をしています。
例年、参加者数1,600人規模で、ボランティア200名余が大会運営を担い、多くの方々の協力のもと実施されるものです。
ワイがやサロン
◆ワイがやサロン-「月例会」豊かな交流・語らい・相互学習-
毎月第3月曜日、19:00より開催する、当法人の定例会です。仲宿商店街のデイサービスおむすびで“ワイワイ”“がやがや”と、 個性豊かなメンバーがアイデアを持ち寄り、市民活動を展開するために自由に語り合う“場”です。
(定例会終了後、会費500円で懇親会を開催します。ご参加お待ちしています。)